人物論の第一人者・森一郎先生の定期講座。
登場人物を切り口として『源氏物語』の主題に迫り、その深奥に触れることを目的とした講座です。
日 時 <8月・1月はお休み> |
・4月9日:第4会議室 ・5月7日:第4会議室 ・6月11日:こどもみらい館4階第2研修室A ・7月9日:第4会議室 ・9月10日: 第4会議室 ・10月22日:第4会議室 ・11月12:第4会議室 ・12月10日:第4会議室 H25年 ・2月25日:第4会議室 ・3月11日:視聴覚室 テキストとして、新潮社 新潮日本古典集成『源氏物語一』。 平成24年7月よりは『源氏物語二』をご準備下さい <毎回月曜日 午後1時30分〜午後3時30分>(13時受付開始) |
会 場 | ハートピア京都 (京都市営地下鉄烏丸線「丸太町」駅D番出口すぐ) |
講 師 | 森 一郎 (大阪教育大学名誉教授) |
会 費 | 1回 会員1,500円 会員外2,000円 |
☆体験見学受付中!
源氏物語には興味があるけど、講座の雰囲気も分からない…。書籍を用意して参加しても
他の受講生と馴染めなかったらどうしよう!と色々と不安がある方にオススメ。
書籍を購入する前に、一度ご参加頂けます。
ご希望の方は、事務局までお申し込み下さい。
*準備の都合上、必ず事前にお電話かFAXにてお申し込み下さい。
*会費の受付は当日行います。キャンセルの場合は、事前にご連絡下さい。
【講師からの言葉】
作中人物論は、主題と構想に関わる人物の運命や生き方を追求
するものですが、それが主題論や構想論そのものと区別されるべきは、
人物へのまっすぐな深い愛情でなければなりません。
作中人物は主題のもとに照らし出され浮彫りされていく生きもの
であり、物語的な局面局面の真実をその宿世(運命)のもとに
生きます。
源氏物語を読みすすめていってしみじみ思うことは、作者が
どの作中人物たちにもそれぞれに深い愛情をそそぎこんで書き
こんでいるということです。
一見して「異様」と思われる人物の生き方や感情であっても、実は
それは、人物たちのそれぞれの運命と思いの深さが、真摯に一筋
なのであり、ナイーヴなのです。
彼等のかなしい情念と愛の真実・人生のかたち以外のなにものでも
ないのです。
その深い「内在(人物がその生の内的動機に生きたあかし)」を
描き上げてみせた、作者自身の精神や思想にも迫っていく講座です。
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